雨漏りの原因とは?
6月と言えば梅雨で雨の多い時期ですね。今年は過去2番目の早さで、5月15日に既に梅雨入りをしました(中国地方)。そんな雨の時期に付きもののお困り事「雨漏り」の原因について、実際に弊社で行った施工事例を使ってご紹介してみます。
まずは、原因として一番に考えるのが屋根です。
こちらのお宅は瓦のズレが原因でした。
こちらのお宅は、瓦の割れがいくつかありました。
こちらのお宅のように、漆喰の劣化が原因の事もあります。
屋根と言えば「瓦」を原因と考える事が多いかと思いますが、実際に原因として多く見られるのが「谷樋」です。谷樋とは、屋根と屋根の間の谷間の部分です。下の画像の赤色で囲んだ部分です。
谷樋は屋根から流れ落ちてきた雨水の通り道になるので、劣化しやすく、雨漏りの原因になることが多いのです。
こちらは玄関庇の板金です。こちらも瓦から流れ落ちてきた雨水が原因で、劣化して穴が開いてしまったりして、雨漏りの原因として多く見られます。
このように、一概に屋根と言っても色々と原因が考えられます。さらに、屋根以外にも実は色々な部分が雨漏りの原因となっているのです。
天窓も、雨漏りの原因になる可能性があります。デザインや採光の面では素敵なのですが、こちらのお宅も雨漏りが原因で天窓を塞ぐ工事をしました。
ベランダも、雨漏りの原因としてよく考えられる場所です。床に施してある防水塗装が劣化するとひび割れや床のめくれが発生し、雨漏りにつながる可能性があります。
ベランダでは、笠木(図に記した部分)の劣化も雨漏りの原因としてよくある部分です。
その他、ベランダの排水溝の詰まりも水が溢れて雨漏りの原因となることがあります。
サッシに施してあるコーキングが劣化するのも、雨漏りの原因として考えられます。
雨樋の詰まりも、放っておくと雨水があふれて、外壁などからの雨漏りの原因となってしまいます。こちらのお宅は、雨樋掃除をして水が流れるようになったので、雨漏りには至りませんでした。
こちらのテラス雨樋も、劣化して水が漏れていました。雨樋を交換して無事でしたが、放置しておくと雨漏りになっていたかもしれません。
この他にも(弊社での事例が見当たりませんでしたが)、外壁のひび割れやサイディングの目地部分に施したシーリングの劣化なども雨漏りの原因として考えられる部分です。
このように、雨漏りには様々な原因が考えられます。まずは定期的な塗装や雨樋掃除などのメンテナンスで雨漏りの原因を少しでも無くしておくのが良いのではないでしょうか。
メンテナンスでも実際に雨漏りをしてしまった時でも、アイ・ティー・エムにお気軽にご相談くださいね(^^)